エギングにおいて唯一無二の存在にして
古くからの姿で今なお愛される疑似餌「餌木」。
アオリイカはそれを海老と見ているのか。
はたまた魚と見ているのか。
古くから議論されるテーマに釣りばねが切り込みます。
そしてその先に一つの仮説が生まれます。
信じるか信じないかは、あなた次第です。
仙人
みなさん どうもこんにちは
釣りねこ仙人じゃ!
なんだか都市伝説みたいな始まりじゃったが、
今回は久々にエギングネタをっというわけで
お題は「餌木ははたして魚なのか海老なのか?」
というお題で考察していこうかなと。
そしてそのなかで一つの仮説が生まれたんで
そのあたりまで話していけたらなっと思っとる。
今回の内容はワシが各論文などから抜粋して
勝手に考察した内容じゃから、
実際のところは分からんのじゃが
この内容をこれを聞いた皆さんが
更に考察していって頂けると嬉しいのう!
内容としてワシが考察したところと
論文などで読んだものはアナウンスしながらやっていくから
混合しないようによろしくの!!
動画でサクッと見たい人は
餌木は魚なのか海老なのか?
まず早速この動画の核心部分から。
餌木は魚なのか海老なのか問題について。
これは昔から論争のお題となる内容で、
非常に難しい議論だとは思うが
「エビは前に進まない」と言われたり、
「魚だと停止と動作を繰り返す餌木とは違う」と言われたり、
様々な意見がある。
また、餌木のルーツを辿ると最初は魚型であったと言われている。
水急不流月-信じる道を突き進め-
形状的には海老のようなシルエットに魚の様なヒレと
どっちつかずのフォルム。
有名なところでアオリイカの秘密にせまるという本では
捕食行動から考察し餌木は海老ではないかと書かれておる。
よく漁業者などが餌木に乗るという表現を使うのも
この為だろうと記されておる。
また、餌木から見てみるとカラーやシルエットは魚に似せたものが多い。
今年の新製品のクリンチ海老シリーズやエビQ、
他には少し前に発売されたオンリエストなど
一部海老に似せたものはあるのじゃが、
派閥としては魚ライクなものがほとんどじゃろう。
でここからがワシの考察じゃ!
ワシも前からどっちなんじゃろう?と考え、
どちらかというと魚かな?ぐらいに考えておった。
しかし、最近一つの考えに至っている。
それは餌木は魚…
。
。
。
。
。
でもあり海老でもある!!という考えじゃ!!
なんじゃそれ、セコイのうって思うじゃろ?
まぁ最後まで聞いとくれ。
ワシはな、餌木自体にはどちらにも寄せれる
ポテンシャルがあると思っておる。
じゃから皆んなが魚か海老か悩むんじゃろう。
悩むぐらいどちらの動きにも似せれる。
これが答えなような気がしとる。
具体的にいうと、魚に寄せたアクションと
海老に寄せたアクションを
使い分け両方を演出するべきなんじゃないかという考察じゃ!
実際にはさっきも紹介したアオリイカの秘密にせまるでも
最終的にはエギのモデルとなる生物はどこにも存在しない
とするのが妥当な結論と締めくくっている。
これは賛否両論あると思うが、違うと思う人はそれでいいし。
なるほどと思ってくれる人は参考にして頂ければ幸いじゃ!
アクションによるそれぞれの違い
次はじゃあどんなアクションが魚で
どんなアクションが海老なのかという話。
これについては正直まだ研究中なんじゃが、
ざっとで言うとダートややや早巻きは魚。
ゆっくりのただ巻きや単発に近い
ダートさせないシャクリは海老かな?と仮説をたてておる。
恐らくこれはアオリイカの捕食本能に
どのシャクリが反応を示すのかってことじゃと思うが、
これは単純に魚や海老の水中映像を見て
この動きは海老っぽいなとか、
これは魚だわとか考えとるだけなんじゃが。
このイメージして動かすことがこの動画の後半と繋がると
もしかすると思わぬ釣果を産むかもしれん。
是非最後まで聞いとくれ!!
アオリイカは何が好きなのか?
ここからはアオリイカは一体何を食べているのか?
という観点から最終言いたいことに繋げていこう。
アオリイカの飼育実験においては魚や海老を食べることは分かっている。
しかしコウイカの好物であるカニ類は食べないようじゃ。
ではどちらが好きなのという話じゃが
これは飼育実験では決定的なことは分からん。
しかし捕獲したアオリイカの胃の内容物では
魚の方が圧倒的に多かったようじゃ。
これはアオリイカのサイズにもよるじゃろうし
難しいんじゃが、一先ず魚が多いと結論付けよう。
ここからがこの動画の裏本題じゃ。
「飼育実験からみたアオリイカの生物学」という
東京海洋大学瀬川進教授の論文に興味深い内容が記されとる。
その中に、「飼育実験の一例としてみた、アオリイカの日間活動の周期性」
という項目があり、この中で一つ興味深い実験結果があるんじゃ。
論文の内容から引用すると。
外嚢長6から8センチメートルのアオリイカに、
それぞれアゴハゼ、ムギイワシ、イソスジエビの
異なった餌を与えた場合の摂餌活動の日間変化を比較すると
与えた餌料生物によって異なった活動周期が観察された。
アゴハゼを与えた場合は朝と夕の2回摂餌活動が活発になったのに対して
ムギイワシでは18時から8時の夜間に活発に摂餌をおこなった。
これに対して、イソスジエビでは深夜から明け方に活発にエサをとった。
アオリイカは視覚で餌を認識し摂餌活動を起こすと考えられるため
餌生物が視覚の範囲内に存在しても
完全に静止している場合は餌として認識できない場合が多い
餌の種類によって摂餌活動の時間が異なっているのは
餌生物の活動周期や行動様式が異なっていたため
アオリイカにとっての餌として認識できる時間が
異なっていたためであろう
飼育実験からみたアオリイカの生物学
という内容じゃ。
このことで見えてくるのは、アオリイカはそれぞれの時間で
餌となる生物の活動周期に合わせ食べているということじゃ。
そしてムギイワシは大半の時間で食べられていたことを考えると
先の話でも言ったアオリイカは魚が主食という考えも
あながち間違ってはいないんじゃなかろうか?
生まれた1つの仮説
ここでワシは一つの仮説を立てた。
勘の良いひとはもう分ってるかもしれんが、よく釣り界隈でいわれる
マッチザベイトという考えに当てはめるなら、
先に話した海老アクションと魚アクションの使い分けは
時間によって存在するんじゃなかろうか?というものなんじゃ。
この実験で使われたアゴハゼやイソスジエビなどの
底付近で生活する生物は海老アクションで。
ムギイワシは魚アクションで攻略といった感じじゃ。
実験でも言われていたが基本的には全時間帯において魚アクションで攻略可能で
海老アクションはピンポイント0時付近と朝夕のマヅメで効果を発揮するのではなかろうか?
というものなんじゃが、いかがかの?
これが今回言いたかったことじゃ。
さいごに
最後にまとめと注意点じゃが、
この内容は先にも言ったように
アクションの確立がなされていない段階ではあるし、
この仮説が立証される保証は一切ない。
正直なところ、ワシの妄想によるところが大きいと思う。
しかしな、こうやって想像や妄想をしながら釣りをするのが
ワシはとても好きじゃし。
同じような感覚の視聴者の方がこの内容でワクワクしてくれれば
この動画は成功じゃないかなと思っとる。
釣りは魚が喋るわけでもないし、答えのないゲームみたいなところはあるけど
想像して、妄想して。ああでもない、こうでもないそうやって試行錯誤した中に
あっという閃きと、釣れたが釣ったに変わる感動が
たとえ自己満でも増えれば最高に楽しいじゃろ!ワシはそんな釣りが好きなんじゃ!
ということでこの動画は締めくくろう。
どうじゃったかな?楽しんでいただけたかの?
これからもこんな釣り考察なども少しづつあげていくので
良ければブックマークなどしてもらって次も見てほしいのう!
それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました
次回もよろしくの!
まったのぉぉ~!